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僕は医者の眼鏡に映った自分の顔を見て言葉を失った。


自分の顔……いや 生きている人間の顔にはどうみても見えない。


頭の左半分は髪の毛がなくなり陥没している。

顔の形は大きく歪み、顎が下がりまるで骨が抜けてしまったかのような顔。

顔中に血が滲み出て、皮膚が剥がれている。

僕は慌てて 机の横にあった鏡に目を向けた。

全身を見てさらに愕然とした。

右手は肘を中心に反対方向に曲がっている。そして左手の指は潰され、爪がなくなっていた。

胸板は陥没し、右足は原形を留めないほどに変形している。


その時急に体中に激痛が走った。さっきまで何も感じなかったのに…。


医者は呆然としている僕の方を見るとニヤリとした顔で僕の耳元に近付いてきた。


『あなたの余命はあと7時間です。今あなたが生きている事は奇跡だよほんと。今ほとんど痛みを感じないのはおそらく脳への強いダメージと複数ヶ所に同時におった損傷が原因で痛みの神経を麻痺させているからでしょう』

さらに顔を僕の耳に近づけると『頭蓋骨骨折、右手・右足複雑骨折、内臓………………』その後も医者はよくわからない医学用語で僕がおったケガを全ヶ所言った。

絶望的だ。7時間もこんな身体で生きられる自信もない。何故この医者は笑っているのか、何故こんな小さな病院なのか沢山疑問はあるはずなのにそんな事を気にする余裕もなかった。


『今すぐ手術をしなければあなたは体中から血を吹き出し死ぬ事になります。しかも麻痺した神経のせいで恐らく最後の瞬間まで意識はあり、自分自身の体が崩れ砕ける様子を見るという悲惨な最後になってしまいます。』

何も言葉はでない。ただただ『死』というとてつもない恐怖が体を震わせた。

また激しい痛みが全身に走る。あまりの激痛に耐えられず僕は気を失ってしまった…
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2010.06.15 / Top↑
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